2015年4月アーカイブ

東北薬科大学では医学部開設の準備が着々と進められている。同大が改称して東北医科薬科大学となり、医学部の入学定員は100名となる。そのうち「宮城県枠」30人、「東北5県枠」20人の計50人に各々6年間で約3000万円の修学資金を用意する構想だ。入学金400万円、6年間の学費3000万円の試算であるから、修学資金を得れば、6年間で国公立なみの約400万円の学費で修学できることになる。卒業後10年間「指定医療機関」に勤務すれば、返済は免除される。

この修学資金制度は、地域医療、とりわけ東北地方の医療に対する使命感や熱意を持つ医師養成を目指す大学の理念の現実的な実践、卒業生の地域定着策のひとつでもある。一見、学生にとっても大学側にとってもメリットの大きい制度である。一方、その運用の難しさをあげる声もある。「既存の医学部では、(修学資金を取得する)地域枠の医学生を確保するのに、結構苦労している」というのだ。さらに、無理に確保すると学生のレベルが下がる懸念も指摘された。この点については、大学側から修学資金の対象となる地域枠50 名は、国公立大の純粋地域枠とは異なり、全国から広く集めることで学生の質の担保につながるとの説明があった。

さて、東北医科薬科大学は意欲あふれる医学生を集められるのか? 3000万円払ってでも地域枠から外れたい学生は多いのか? 来年度の入試は行われるのか?入試の難易度は?…いずれにしても、受験生には入試の段階で地域医療に対する覚悟と長期的なヴィジョンが求められることとなる。

医学部に合格する為に覚悟する事

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